隣人のひとり言

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2007年 01月 08日

妹を殺す


最近、ニュースでよくやってますね。

ある男が実の妹を殺害した、という事件。

妹に、

『あんたには夢がないよね』

となじられて、それでカッとなって殺した、
兄貴はそう証言しているらしい。


いやはや、この事件は実に切ない。
兄貴が切ない。


妹の言い方に、多少問題があったとはいえ、
『夢がない』と言われて、それで人を殺すくらい
この男には夢がなかったのか、と。

そう思い、切なくなる。




夢を持ってる人と、
夢を持っていない人、
いったいどっちの方が多いんですかね??


あなたは、

「夢はなんですか?」

と聞かれて、即答できますか?


同じ質問を子供の時に受けてたら
おそらくほとんどの人が即答できてたんだと思う。

パイロット、警察官、おもちゃ屋さん、看護婦さん、など。


なりたいものに、なりたい、
そう素直に思えてた幼少時代。

ちなみに僕は、漫画家になりたいと思っていました。



成長と共に夢は現実味を加算され、
可、不可の判断により、
手の届きそうなものに手を伸ばそうとする人が多くなる。


夢が「現実的な理想」になる。


このあたりから、それを目指して生き続ける人と、
「現実的な理想」を夢みて普通に生きる人とに分かれる。


だけど、
普通に生きる人は、イコール夢のない人ではないと僕は思う。


今回の事件の男は、これに該当しない気がします。


両親は確か二人とも歯科医で、
この男も歯科医を目指して勉強してたはず。


事実。歯科医になることが彼の「夢」ではなかった。そうありえなかった。


目指していたにも関わらず、望んで目指していなかった。

細かい家の事情は知りませんが、
こういう子供の人生が、僕は一番かわいそうだと思う。

歌舞伎役者の子は歌舞伎役者、みたいな。
小さいころから、意思を持つ前から、
何かを押し付けられる、そんな圧迫的な道。

本当にかわいそうだと思う。


よく、敷かれたレールの上を歩く、なんて表現をしますが、
そんな生温いもんじゃないんでしょうね。

きっと、肩幅ほどしかない空気ダクトのような狭い通路を
必死でホフク前進してるような、そんな圧迫感なんだと思います。


後ろにも戻れず、彼は何をみて進んでいたんでしょうか?






夢をもつことが偉いんじゃない

夢が叶わないのが失敗じゃない

どんな道であれ、自分の生き方に納得して生きれるような
そんな毎日を送っていければと思う。


誇りを持って生きていれば
夢がなくても、人はそれを幸せと呼びますよ。



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KIRA
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by quasi-world | 2007-01-08 22:17 | ニュース


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