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隣人のひとり言

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2004年 07月 27日

7/27 続・神さまについて

昨日の続き、というか神さまについてもうひとつ思い出したことがあった。

あれは僕がアメリカで1人暮らしをしていた時のこと。
ドアがノックされたので出てみると、品の良さそうな女性が二人立っていた。
話を聞くと彼女達はクリスチャンで、キリスト教をもっとみんなに知ってもらおうとこうして歩いてまわっているのだそうな。

そんな彼女たちが僕にしたおもしろい質問がこれ。
「もし神さまにひとつだけ質問できるとしたら、あなたは何と質問しますか?」

うーん、思わず僕はうなってしまった。
心の中で「何故ひとつじゃないといけないの?」なんてごねてみたりしながら、何が知りたいかを考えていた。

皆さんだったら、どうですか?何と質問しますか?
ちょっと今考えてみてください。
あ、勿論神さまがどんな質問に対してもしっかりとした答えを持っているという仮定の上で考えてくださいね。

きっと人によって様々な質問がでることでしょう。
ちなみに僕は考えた末にこう訊きました
「 Is this what you wanted? これがあなたの望んだ世界ですか? 」
目の前の女性達は当然神さまじゃないので、僕の質問に答えてくれるはずもなく、肯定も否定もしなかったように思う。
でも正直、記憶は定かではない。
なぜなら僕は自分で質問しておいて、口にだした瞬間自分でその答えを考え始めていたからだ。
・・・・・どうなんだろう、神さまがこの世界を創ったとして、今のこの現状、決して幸せばかりが溢れているわけではないこのシビアな現実を見て、それでも「創ってよかった」と言うのだろうか?満足しているのだろうか?

疑問は尽きない。
だがそれでも[yes]と答えてくれなければ困る。
「こんなになるんだったら世の中なんか創るんじゃなかった、Oh My God!」なんて神さまに言われたらたまったもんじゃない。

こんな世の中だからこそ、悪事が耐えない世の中だからこそ、そこには僕ら人間には見えない意図があると信じたい。

この世の中は大きな川だ。
時々川は反乱し人々を飲み込む。また魚を育て、人を潤すこともある。川辺では小さな子供が無邪気に遊び、足を滑らせ怪我をする。溺れる子供を助けようと飛び込んだ青年が身代わりに死ぬ。
川の流れには人生が映る。
良い事も悪い事も、不幸も幸せも、皆同じ土台の上で起こる。
その所々で僕らは善悪を判断し、それは流れと共に変化もする。

ただ、僕はこう望む。
穏やかな川も、荒れ狂う川も、濁った川も、全ては全体の一部にすぎず、その大きな流れそのものは、最終的には「神さまの予定どおりの幸せという名の海」に流れ着くのだと。

そう信じて生きましょうよ。
ポジティブすぎると思いますか?
うん、そうかも知れませんね。
でもきっと、神さまってやつは”ものすごいポジティブなモノ”だったと思いますよ。
だから、それでいいんですよ、ね。


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by quasi-world | 2004-07-27 22:10 | 哲学


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