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隣人のひとり言

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2004年 11月 02日

11/1 自責の念、後悔、謝罪、感謝、そして成長する

11/1 自責の念、後悔、謝罪、感謝、そして成長する_a0025567_0391628.jpg
今日は映画デーだったので二本観た。
『笑の大学』と『ソウ-saw-』


ほんとは、ここで映画の感想から発展させて
またいつもの調子でブログを書こうと思ってました。

新宿で『ソウ』を観て、観客達にむかついて、不満を
感じて、そういった事をおもしろおかしくここに書こうと
思ってた。


だけど

映画館を出て、歌舞伎町を抜け、駅の中を歩いて、
以前一度あの子と行ったカフェを横目にぽつぽつと
ブログの内容を練っていた時に、

雷が落ちた

頭から足のつまさきまで、
まさに電流が流れるような感じで

はっとした。

今まで目の前にあって、偉そうに他の人に言い散らしてたこと、
「全然わかってないよ、あんたら!」って言ってたこと、


一番分かってないのは 僕でした。


はじめ、信じられなかったです。
自分なら当然分かってると思ってたために
分かってるかどうかを疑いもしなかった
実は分かってなかったなんて・・・・

帰りの電車の中
気を抜くと膝からストンと床に崩れ落ちそうで、
必死につり革に捕まってました。

泣きそうになりました。



思えば僕はいろんな事に文句を言ってました。

別に何ひとつあの子のせいじゃないのに、
あの子に対して文句ばかり言っていた。

「正しい」ことは言っていたと思います
でも、言うことで、吐き出すことで、勝手に満足してました。
聞いてる人の気持ちも考えずに。

気持ちも考えずに・・・、 バカでした。


なんでも素直に話せる相手だったから、
いつの間にか
「いくら不満を言っても平気、むしろ言うべきだ」
なんて勘違いしてました。
自分が言うことで、世の中の不満をもらすことで、
この世の何かが良くなると信じていたんです

でもその結果は
ただあの子が傷ついただけ。



   *    *    *    *    *    *

映画を見終わった後に、すぐその映画の感想を友達と
話し合ってる人たちっていますよね?
2つ嫌なことがあります。

ひとつは、結構小さな映画館とかだと、次の回を観る人たちが
階段に並んでて、そこの脇を通って前の回の人たちが
外に出て行く形になりますよね?
そういうところで今観た映画の話なんかされると、

「おいおい、こっちはこれから観るんだから、
余計な情報与えんなよぉ〜。外出て話せよ!」

って気分になる。
だから僕は慌ててi-podを取り出し、
Mr.Childrenの「優しい歌」を聞いていた。
まったく、他人のことを全然考えない奴らめ!

そう、思った。

ふたつめは、映画の感想って何故か「批判」が多い。
いや、批判というか「あら探し」かな。
「あれはありえないよね〜」とか
「話が無理矢理すぎない?」とか
「なんかの映画に似てるよねぇ〜」とか
「警察がああなるなんて、無理ありすぎ」とか。

映画に限らず、人間関係でもなんでもそうですが、
「良い」ところを見つけるより
「悪い」ところを見つける方が当然簡単なんですよ。

それなのに、
「悪い」ところを言うことで、
自分がそれより優ってると勘違いする人がいる
「良い」ところを見つけてあげることができないだけなのに・・・

みんな偉そうに、他人のあらを探す。
みんな自分だけは違うんだと、他人を馬鹿にする。



そんなことを考えていたら、

雷にうたれた。


あ、

僕も

同じだ、と。





だから、ごめんね。
いっぱい苦しめてしまって。
きっとずっと耐えてたんだろうね、
僕なんかにずっと付き合ってくれて、
本当に、ありがとう。

本当に ありがとうございました。


あなたのおかげで、
僕はこれから 何かが変われる気がします


今日はそんな意味で、
最悪な自分に気がついた最高の日でした。


2004年11月1日(月曜日)

by quasi-world | 2004-11-02 00:30 | 哲学


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