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隣人のひとり言

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2004年 11月 16日

11/16 あらためて認識



 言葉というのは 本当に強い

 それが嘘であったとしても

 その力は本物であるから ーーー




あらためて、言葉って強いなあ、って思いました。

正直ね、このブログやめようと思ってました。
今日で。
さっきまで、そう、思ってました。
「続けることに意味がある」なんて言っておいて、
すぐ手の平返すようで情けないですが、
そう思ってました。

理由ですか?

同じですよ、いつものと。
この4ヶ月、僕が何かをするのも、何かをしないのも、
全てあの子の為であって、あの子のせいであった。(せいにしていた。)

でもね、
昨日、もう全てがどうでもよくなったんですよ。
ほんとに、
どうでもよくなったんです。

だから、このブログもやめようと思った。

結果から言うとやめないんですけどね
「やめるのは止めよう」って思ったんですよ。
出逢ったいろんな方から『言葉』をもらって。


デザインフェスタで出逢ったカナダ人からメールがきた。
彼はこう言ってくれた

" I was struck by your work, which reached out to me in a way that not many booths at the festa did."

感動してくれた、と。

外国の人は日本人に比べると大げさにものを褒めるし、リアクションもでかい。
上の言葉がどのくらいの真意を持っているのかは分からない
が、しかし、
例えそれが嘘や大げさだとしても、その力は本物、ですから。
僕の胸には届きました。
響きました。
・・・ありがとう、ございました。


ある意味、はじめてかも知れない。
僕が本当に伝えたいと想っている事がちゃんと伝わってると実感したのは。

こんな話が今月のダヴィンチに載っていた。
作家・福井晴敏は、自分のファンサイトを立ち上げてくれた女性と結婚した。
その彼女のことをこう言っている

『誤読されることの多いあの作品を、びっくりするくらい的確に読み取っていてくれていたんです』

だそうだ。
それってすごい事ですよね。
わかります?そのすごさ?

僕はずっと「誰も自分のことを理解してくれない!」と思ってた。
それを盾に、他人を責めてた。

でも違った。

僕はただ、探すのを諦めていただけだった。
一番分かってもらいたい人に分かってもらえなかったから、
それだけで頭が濁って、思考がにぶって、
全てが腐って見えて、どうしようもなかった。

本当にどうしようも なかった。

しかし、こうして新しく出逢った人たちから
いろんな言葉をもらって、
少しだけ考えが変わった。


明日にはまた暗い濁った海に頭が沈んでいくかも知れない。
でも、今は少し 体が浮いてる
浮かんできた  ・・・気がする

それだけでも
きっと今日は静かに眠れる。


そのカナダ人のHPです。

by quasi-world | 2004-11-16 22:26 | ニュース


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