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隣人のひとり言

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2005年 06月 20日

6/20 考え直してみると

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例えば一度自分で納得して答えを出したことでも
後々になって 再度の熟考をしてみると

「あ、もしかしたらこういう事なのかも知れない」

と思えることも多々ある。

それは何も熟考に限ったことではなくて、
友達との何気ない会話や
自分のふとした感情の変化によって起こる。



以前、このブログにも書いたが、
集団自殺者があとをたたない


僕は昔、それは独りで死ねない奴らが集まってお互いに背中を
押し合って死んでる、そんな弱者の集まりなんだと思っていた

本来、僕は一人で自殺する人を軽蔑はしない
むしろ ちょっと尊敬すらする
それは 死ぬことを選ぶことはやっぱりひとつの生き方だからだ。


勿論例外はありますよ
他人の迷惑とか、他人の気持ちとか考えられない人、
そういう人の自殺は問題外です。



話を戻しましょう


とにかく集団で自殺する人間ってのは、
弱い奴らだと思い込んでいた。

だけど 最近 気がついた



それは一人の人間の優しさなのではないか、と。


例えば、何らかの理由で自殺しようと考えた人が一人いたとしよう

その人は一人でも死ねる人

自殺を決意 決行に移すのは容易なこと



だけど そこでふっと考える



「俺は最後の瞬間に誰かを幸せにできるのではないか?」

「俺を必要としてる人がいるんじゃないか?」



集団自殺とは言っても、そこにはリーダー的な存在の人が必ずいるわけで、
誰かが言い出さないと始まらない


死にたくても 独りじゃ怖くて死ねない
誘ってくれる人をずっと待ってた

そういう人間は少なくないんじゃないだろうか?


そんな時、ふっとネットの掲示板を見たら


『一緒に死にませんか?』


という優しい誘い。


それはその人には 『助け』 にしか見えないでしょう。


生きたいと願いながら癌と戦ってる人の眼に

『癌の特効薬完成』

というニュースが飛び込んでくる感激と等しいかも知れない



こんな考えが、つい先日の僕の頭にふっとよぎった



どんな瞬間にも人との繋がりってのはあるし、

そしてどんな瞬間にも 人には優劣が生まれる


みんな同じなんて 絶対にない

強いもの 弱いもの
賢いもの 愚かなもの
純粋なもの 傷ついたもの


それらの「差」が とてつもない絶妙なバランスを保って
世の中を動かしている



そんな気がした

by quasi-world | 2005-06-20 22:58 | 哲学


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