2005年 07月 24日
隣で 赤子が 泣いていた 泣く というより 叫ぶ というのが相応しい 親たちは 「子供は泣いて当たり前」 という無知な常識を掲げて 親同士で おしゃべり ベビーカーに乗せられた赤子たち 叫び 続ける 意味なんてないと 思っていますか? 赤子の言葉に意味なんて? 今の僕の心には 赤子の言葉が一番痛い 僕には手にとるようにわかるんだ 赤子たちが この世に 産み落とされたことを 恨んでいる 叫びが。 「どうして産んだんだぁーーーー!!!!」 言葉がしゃべれれば きっとそう 言っている きっと そう 泣いている 目が覚めたら 腐った世の中が 前にあった そりゃ 嫌でしょ 赤子といえども。 赤子が言葉がしゃべれないのは 親のためかも知れない 間違ってるとはいえ 苦労して 愛して 産んだ 子供に そうそう恨まれては 人間は 生きていけない 赤子は言葉を覚えるのと平行して 恨みの記憶を忘れる 小学校に上がるころには 「赤子は泣くもの、だから 泣いた」 と信じて疑わない そんな 理由で 泣いていたのかい? 記憶にありません それこそが 立派な常識人 ブラボーですよ 元赤子 僕は オモフ 親になるのに 必要なのは 知識でも優しさでも 経済力でも学力でもない これから 子供が 対面する この 世の中を 本気で 愛せる心だと思う 自分が不満ばかり 愚痴ばかり 吐きつけてる世の中に 子供を産み落とすことなんて やめてください 自分が好きになれもしない 世の中で 「さあ、ここで自由に生きなさい」なんて子供に強要しないでください 「子供が欲しいから」なんていう 普通に考えたら 自分本位の我がまま以外の何ものでもない理由で ひとつの別の生命体を生み出すなんてこと やめてください あなたが自信を持って好きだと言える世の中で その素晴らしさを 共有したいと 熱望した時にだけ この世に ワタシを 産んでください そうすれば ワタシ は 足取りも軽く この世の中を 自由に 幸せに 飛び回るでしょう そして あなたに こう言うでしょう 『産んでくれて ありがとう』 と。
by quasi-world
| 2005-07-24 23:53
| 哲学
|
アバウト
カレンダー
Info.
『サンカクカンケイ』
(著・小手鞠るい) 好評発売中です!! 『エンキョリレンアイ』 (著・小手鞠るい) 10万部突破!!☆ ↑僕が表紙の写真を担当した書籍です。みなさん、是非手にとってご覧になってみてください! ☆☆HPはこちらです☆☆ 写真と詩の融合作品などを載せています。物事の「もうひとつの見方、考え方」などを皆様に伝えられたらと思っています。 http://quasi-world.jp ランキング参加中↑↑ ☆LINK☆ EsplanadeNEW!! ROOM M SUMIHIDE フォロー中のブログ
>>hanaの東京散歩<... 多事論争 neXt 陽炎 無言のしるし 無口のきろく nagare マイ・ファニー・タクシー 御の字 カタストロフィワールド クロスロード@ミスターチ... chocograph 水中散歩 memoire fibfish 時の粒子。 Ao-zora Gallery calcutta caf... カフェARUJIのつぷやき カテゴリ
全体 ニュース 哲学 写真+詩 詩 仕事 音楽 映画 本 旅 リストカットシンドローム2 エンキョリレンアイ サンカクカンケイ quaff 西郷燿子 FREEASY BEATS 心に触れる言葉たち はじめましての方へ 博士とハドソン 日記みたいな 隣人のキラメキ cafe 未分類 以前の記事
ライフログ
タグ
写真
詩
ひとり言
ライブ写真
デザインフェスタ
イベント
quaff
東京サーカス
伊坂幸太郎
小説
cafe
映画
on your mark
小手鞠るい
Mr.Children
演劇
スタジオ撮影
Loddy
カフェ
高円寺
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||