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隣人のひとり言

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2004年 06月 06日

5/25 abductees

世界を廻りながら真実の愛を見つける例の番組があるじゃないですか、
あれ見てると、今だから特にかも知れないんですが、
北朝鮮に拉致された人々の姿と重なるんですよ。

どうして「限られた人数の中で、人は人を好きになるのか?」
いや、限られてるからこそ、そしてどんな状況でも人は人を好きになるからこそ、ああいった番組が成り立つし、北朝鮮でも日本人同士のカップルがうまい具合に誕生した。(いや、これに関しては事情に精通してないのでなんとも言えないですが。無理矢理くっつけられたのかな?これ以上のコメントは控えよう。)

誤解しないでいただきたいのですが、
僕はあの番組結構好きです。
いろんな国の文化や情勢も紹介してるし、
娯楽として見ているととても楽しい。
ただ毎回「真実の愛」という言葉に違和感を覚える。
入れ替えがあるとはいえ、あんな少人数の中で、
することは恋愛しかない状況(それが目的ですからね)で、「真実」が見つけられるのか?

あれは例えば目の前に5種類のメロンパンを並べられて、
この中から一番好きなものを選べと言われているようなもんだと思う。
悪くない。
でも最高でもきっとない。
世の中は広い。
ベストなんてない、あるのは常にベターばっかり。

だから人は上を目指すし、
手が届かなくて泣いたりする。
今日に満足しても、明日には昨日を後悔したりする。
空に向かって投げたボールが最高点にいるのは一瞬だけ。
あとは自由落下で、それをまた自分で受け止めて、
今度は更に高く、更に力強く投げなくてはいけない。
それが苦しい。

それが、楽しい。

5種類のメロンパンの中から「最高」を見つけた旅人の皆さん、
次は、10種類からの一番を、
その次は100種類からの一番を探してくださいね。

by quasi-world | 2004-06-06 20:25 | ニュース


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