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隣人のひとり言

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2004年 06月 06日

5/30  Mr.Children

僕はアメリカで何年間か生活していたわりに、まったくと言っていい程洋楽を聴かない。
ま、聴いてもせいぜいビートルズくらいである。
その理由は実に単純でかつ明快、ただ単に「歌詞」に共感できないからだ。

人間にそれぞれセンスという意味の才能があるならば、僕には音楽のセンスというものがたぶんまったくない。友達がこれいい「曲」だよ、と言って貸してくれたCDもなにがいいのかわからない内に、苦痛を感じる。「曲」が良くても、僕にはその「良さ」が分からない。
「これいい歌だよ」というのならその歌詞カードだけ貸してくれた方が早いくらいの勢いである。
歌詞カードを読んでるだけで、結構幸せになる。それに音なんてわざわざつけなくてもよい。

もちろん全てを否定するわけではない。最近はMr.Childrenがお気に入りで、よく聴いている。
彼らの歌は歌詞がいい。そしてきっと曲もいい。ただ僕が言いたいのは、いや、僕が感じるのは、いい歌というのは「歌詞」だけ読んでも十分「良い」のである。
それに曲が付くからもっとよくなる、そういうもんだと思う。少なくとも僕にとってはそういうものだ。

Mr.Childrenのファンは数えきれないくらい沢山いるだろう。
コンサートに行く方々も鬼のようにいるだろう。だが、僕はそんな人たちに対してひとつ疑問を投げかけたい。「Mr.Childrenの歌詞の朗読会が、彼らをよく知る第三者の手によって行われるとしたら、いったい何人がそれを聞きにいくだろうか?」
この場合「その第三者が誰かによる」と思った方はアウトです。
本質としてそこにあるのは、どんな想いをMr.Childrenが歌に込めたか、だと思う。それを誰が読むかではない。確信はないが、そう信じている。
自分の想い、考えを伝える方法として言葉を選んだ。そしてそれを歌にした。歌手とはみんなそんなもんなのでは ないだろうか?
「曲」が好きとか、歌ってる人がカッコイイとか、人気があるとか、好きなドラマの主題歌だとか、そんな事は本来の意味、目的とは何の関係もない。
     
彼らが伝えたいと思い、願っているのものは、やはり「歌詞」の中にこそあるような気がする。

だから僕は歌詞を深く読む。そして歌詞を深く聴くのである。

HPもご覧ください
http://www.freestyle-freelife.jp/free.html

by quasi-world | 2004-06-06 20:43 | 音楽


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