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隣人のひとり言

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2004年 07月 01日

7/01 訊く前に何故考えないのか?

いますよね、何か分からない事とかあるとすぐ他人に訊く人。自分で考えて答えをみつけようとしない人。
僕はそういう人は苦手ですね。ものすごく。
だってそういう人の「分からない事」って、たいていの場合ちょっと考えれば分かる事ですからね。
何故か始めから分からない、自分には無理って決めつけている。意識してないのかも知れないけど、瞬時にそういう思考になるみたいだ。

同じようなことがバイト先のお客さんにも言える。
僕は写真屋でもバイトをしていて、毎日写真を現像したり、プリントしたりしてるのですが、うちの店のすぐ隣に大きなスーパーがあって、そこには外に備え付けの証明写真を撮る機械が置いてある。
当然うちは写真屋なので、証明写真を撮ることもあるし、今はデジカメですぐ撮れてすぐプリントできるので、時間的には機械とさほど変わらない。
ま、それはいいんですが、この隣のスーパーの証明機械、うちの店のすぐ横に設置してあるんですよ。
それでよくお客さんがうちの機械だと勘違いして、

客:「すいませーん、外の機械使いたいんで両替してくれますか?」
僕:「いや、あれは隣のスーパーのものですから・・」
客:「すいませーん、あの機械なんか壊れてるみたいなんすけど」
僕:「あの、あれはうちのじゃなくて、隣のスーパーの・・・」

なんて会話も少なくない。
でもちょっと考えてみてくださいよ、なんでうちが、写真屋がわざわざ外に証明写真の機械を置かなあかんのよー!店内だったら短時間で質が良いものが機械よりも高い値段で提供できるんだから、うちとしては機械なんか設置する理由ないでしょう?
「でも隣にあると勘違いするよ・・」
と、思った方、それは連想が貧困だというもんです。
居酒屋の前にビールの自販機が置いてあったら、それはこの居酒屋のものだって思いますか? 思わないでしょう?
どこのスターバックスに店先に缶コーヒーの自販機並べてるところがありますか?
ないでしょう!
それと同じじゃないですか。ちょっと考えれば「おかしい」と簡単に気づくことですよ。
それをしないのは何故か?
人間がものごとを一番簡単な回路を通じて、分かりやすいように理解しようとするからですよ。面倒くさいのや、ややこしいのは嫌い、って意識がどっかにあるんでしょうね。

そんなのってツマラナイですよ。
僕は大いに悩みたい、頭を使いたい。人間である限り、限界のその先まで頭を使ってみたいと思う。
だから僕はどんなことでもできるだけ自分で考え、解決するようにしているし、極力いろんなことを疑問に思おうとしながら生きています。

そういう生き方ってしんどいですよ、確かに。
でも楽を目指して生きてる人を見ると、なんだが「死んでないだけ」にしか見えないから。そんなのは嫌だから。

今日も考え、考え・・・る
I think therefore I am.

by quasi-world | 2004-07-01 13:04 | 哲学


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